ベッドを選ぶ
- “人間は人生の3分の1寝ている”というのは昔からよく耳にする。だからこそ、ベッドは私たちの毎日の睡眠にとって、大切なパートナーなのである。選び方の基本として「安眠」「快眠」「リラックス」は欠かせない要素だ。
1日の疲れを癒すベッドは頭も体も明日へとリセットしてくれる大切な場所である。その大切なベッドの選び方は、いざ1つに絞りこんでいくとなると、他の家具より選び方が難しいのは当然のことだと言える。
ベッドの選び方は、まずはベッドのサイズを決めて、マットレスはどのタイプにするか、そしてベッドのフレームデザインはどのタイプか、ちゃんとベッドが寝室に入るタイプなのか?と、確認して決めていかなければならないことが多い。選び方の段階で躓かないよう、きちんと把握しておきたい。 そこで、自分のベッドイメージを具体化していくためのベッドの選び方、基本をお伝えしたいと思う。 ベッドのタイプ
- ベッドのタイプは大きく2つに分けられる。選び方は2タイプではないが、まずこの基本の二つを覚えておこう。
キャビネットタイプ
- 飾り棚、収納棚がヘッドボードにあるタイプ。このベッドだと夜寝る前の読書に最適。
フラットタイプ
- ヘッドボードに棚などがないタイプ。柵がないタイプのベッドだと寝相が悪い人は転げ落ちるかもしれない。
ベッドは布団に比べて手間の少ない寝具
- ふとんの上げ下ろしの手間がない。ふとんの上げ下ろしは結構な重労働だ。マンションの2階を往復するカロリー消費に相当する。なので、身体に無理な負担が加わっている。しかも、これが毎日朝晩続くのだ。しかしベッドなら、この重労働から開放されます。
ベッドは日干しの必要がない
- ふとんは毎日のように日干しが必要だ。そうしないと、湿気がとれずクッション性も回復しないのだ。ベッドは、日干しの必要がない。それは、放湿性があり、クッション性が変わらないからである。時々、マットレス面を出し、風とおしを良くするだけで充分だ。
マットレスを見る
- 詰物にも細かい選び方、心配りがされているものが安心: スプリングのタイプ、形状は、細かいもの・コイル数の多いもの・通気性がよく「サビにくい」タイプのものなら安心だ。
でも、体が直に接する詰物も要チェックだ。例えば、衛生面を配慮した真新しいタイプの素材を入れ、「防ダニ・抗菌素材」を入れたタイプから、方や「古着を砕いたもの」を入れていたり、それこそ、気持ち程度の「薄い詰物」しか入れていないものまでピンキリである。激安家具をアピールしているお店でも、安いものほど質が下がる傾向にある、と思います。
マットレスの耐久力がそのままベッドの耐久性
- よく、引出しやフレームカラーにひかれて「マットレス度外視」した選び方をしてしまい、結果3〜5年でマットレスだけ買い換える方もいる。せめて、ゆっくり休める家具なのだから、マットレスも良く見る選び方を心がけよう。ベッドは家具ではなく「個具」なのだ。10年先を考えた選び方が賢明である。
マットレスの種類
- マットレスの選び方で注目を浴びているのは現在、スプリングコイルマットレスが一般的である。スプリングの種類は数多く発売されているが、大きく分けると3タイプがメインとなっている。選び方の一つとしてこの3タイプを覚えておこう。
ボンネルコイルマットレス
- ほどよいクッション性と耐久性を兼ね備えたベーシックタイプのマットレスだ。砂時計のようなかたちのつづみ型コイルスプリングを連結させている。
ポケットコイルマットレス
- ちょうちん型のコイルスプリングがひとつずつ袋に入っている構造のマットレスだ。それぞれのコイルスプリングが独立して動くことで体のラインにフィットする。 隣の人が寝返りをしても、気づかないほどの振動の伝わりにくさが魅力となっている。間違いのない選び方は、この振動の伝わりにくさを実感できるかどうかにかかっている。
高密度連続スプリングマットレス
- 一本の鋼線を連続して編み上げたコイルスプリング密度の高いマットレスだ。
コイル数は、なんとボンネルコイルスプリングの2〜4倍となっている。
コイル数はその数が多いほど、身体を支える点が多くなり、背中や腰の部分的な落ち込みが少なくなる。優れた通気性と耐久性、体重をしっかり支えてくれる安定感が特長である。選び方として、マットレス、コイルの特徴を掴んでおくと間違いが少なくなる。
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Last update:2023/5/22